富士河口湖町で私が現在携わっている古民家移築再生工事は、吉野さん一家によるセルフビルドをベースに、各地から集まった10名(10代から60代までの各世代全て)によって作業が進められています。
思い返せば、私の建築の原点は「生闘学舎」(枕木建築、1980年度日本建築学会作品賞)で、ひとつの家族が中心となって、〈敗者復活と自立のための学校〉として、仲間たちと共にセルフビルドで作られた建物です。私は、その指導にあたった宮下棟梁のもとで伝統木造建築を学んだのですが、不思議な巡り合わせで、まるで原点に帰るように、今このプロジェクトに関わっています。
約五百脚の椅子をただ展示するだけではない、能動的に活用できるアクションミュージアムです。近年、ますます失われつつある、自らの手と体と頭を使って、ものを作り出す人間の真性「ホモファーベル(山下晃功先生の応援コメントより)」を、森と関わりながら皆さんと共に深めていく、そういう場が生まれようとしています。「椅子の学び舎」のクラウドファンディングにご支援をよろしくお願いいたします。
そして、ご支援の有無にかかわらず来春のオープン後には、ぜひお越しください。
クラウドファンディング
移築古民家に椅子500脚。楽しみ学べる「椅子の学び舎」&カフェ建設
プロジェクト支援お申込みは↓
https://readyfor.jp/projects/isunomanabiya
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