去る6月20日、昨年改修工事させていただいた美里町の「竹zen」で、今の仕事〈チェアーライブラリー建設〉に関わる若い世代の作り手たちが主催する「金輪継ぎワークショップ」が開催されました。
当初、大工技術に特化したマニアックな企画に果たしてどれだけの応募があるのか心配の声もありましたが、蓋を開けてみると募集定員(8名)と同数のキャンセル待ちが出る結果となりました。
当日は外国人3名を含む木工アマチュアの皆さんと、現役大工2名を含む木工プロの皆さんが相まみえて、真剣に作業に打ち込み、全員完成させて持ち帰られました。
英語も飛び交う中、素人とプロの垣根も超えて〈日本の伝統技術〉を共有する姿に、今日的な世界像を見た気がしました。